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代表 木村黒バック写真 コラム「組織の成長加速法」-第17話 衰退組織には、俺様がいる  成長組織には、チームがある

ある経営者からのご紹介で、設立8年目のオーナー社長に出会いました。

その方が言うには、製造部門のトップが全部自分で抱えてしまって、困っているというのです。

その製造部門のトップは、もともとは外部からのパートナー企業の社員だったそうですが、創業期に製造部門でトラブルが頻発した時、率先してその問題解消に取り組んでくれたそうです。

その功績もあり、社員となり、さらに頭角を現して役員になったものの、ちょっと一癖あるのだとか。

彼は「自分にもとても厳しい。そして他人にも厳しい。」こと。部下に対して、こいつはダメだと思うと、波が引くように距離を置き、扱いがガラリと変わる。

そんなこんなで人は居着かない。業績が拡大する中、製造部門の対応の遅れが目立つようになってきている。周囲の誰もがこの状況に気がつき、こころよく思っていないものの、具体的な対応策が打てていない状況だと。

そんな状況でも、本人は、自分の影響力範囲に誰かが口を挟むことを毛嫌いし、自分で抱えてしまって外に出さない。彼が唯一言うことを聞くのが社長なのだと。

「自分のいうことには、耳を貸すのだけど・・」とため息。

会社の拡大スピードが増すにつれ、社長が彼のことに逐一対応するのはもう限界だとのことで、なんとかならないかというご相談。

 


 

実力はピカイチ。我が道を行く人。人の意見を聞かず、自分のやり方で突っ走る人。でも、向上心もある。圧倒的なパワーもある。こいうい人を「俺様」と呼んでいます。

実力がありながらも、組織をダメにする張本人になってしまうという大変残念な結末になりがち。「俺様」には悪気はありませんので、改善するきっかけもなかなかつかめません。

トップセールスマン、トップエンジニア、トップ○○。

実力者だけに、影響力が大きく、組織の屋台骨を支えているのも事実。多くの問題を生み出していると分かっていながら、下手に手出しできず、ただただ、時間だけが過ぎていく。

この間に、組織は確実に衰退いきます。先ほどの例のように、人が病気になる。人が居着かない。もちろん、人が育たない。こんな事例は山ほどあります。

そして、組織の拡大期には、このマイナス面が経営に大きく影響してきます。


 

成長組織にも、「俺様」はいます。ですが、「俺様」がいても衰退組織とは明確な違いがありあります。

「俺様」の影響力が徐々に低下していくのが成長組織の特徴です。成長組織では、「俺様」の変わりに「チーム」が主役です。個人が影響力を発揮するのではなく、「チーム」が成果を上げるようになります。

「チーム」で成果があがる組織は、組織の拡大期にも比較的柔軟に対応できます。拡大するときには、「チーム」が分裂、そして、それぞれの「チーム」が成長していくのです。


 

オーナー企業の場合、経営者自身が「俺様」です。ところが、組織が拡大する段階で、成長企業の場合は、「社長」が売上げに関与する比率、「社長」が現場に関与する比率、「社長」が顧客と交渉する比率は低下していくのです。

大企業なら「俺様」が居ることは、大きなリスクにはなりません。ところが、組織の規模が小さい場合は、影響力の大きな「俺様」は、組織の存立に関わる重大なリスクになるのです。

「俺様」が辞められたら、会社が揺らぐわけですから。

「俺様」が万一病気で倒れたら、会社が立ちゆかないのですから。


 

「俺様」がいることが悪いわけではありません。

「俺様」の影響力が強大過ぎることが悪いのです。このリスクに対する唯一の対応は、チームによる成果の割合を高めることです。

 

さて、御社の場合は如何でしょうか?

「俺様」の影響力を野放しにしていませんか?

もし、対応するとして、その対応方法をご存じでしょうか?

これまでに手がけたコンサルティングでは、この「俺様」リスクの対応を何度も経験しています。そのために、チームの影響力を強化するわけですが、これはもう再現性のある形で、手順もあります。

もし、お困りでしたら、お気軽にご相談ください。